おととい、ふと Azure Resource Explorer(resources.azure.com) にアクセスしたところ、サービスが終了するというテキストを見かけた。
確認したところ、実はこの終了については半年以上前(2024/6/29)にアナウンスされていた。
Azure Resource Explorer と私
このサービス終了はとても悲しい。
私は Microsoft Azure を使い始めて10年以上経つが、そのキャリアと同じくらい利用してきたサービスだった。
頻度はそれほど高くない。
Azure Portal では把握しづらい微妙な設定の違いを確認したり、変更したりするのに非常に有用だった。
特に Application Gateway や Front Door のように、 CLI ではサブリソース単位でしか管理できないリソースについて、確認できる点や、一貫性を持ってまとめて変更できることに優位性があった。
ときどき API version が古くて、対応していない場合は Pull Request を上げたこともあった。
- Updated API Swagger for Microsoft.ContainerRegistry by kheiakiyama · Pull Request #314 · projectkudu/AzureResourceExplorer · GitHub
- Update document for creation of AzureAD Application by kheiakiyama · Pull Request #313 · projectkudu/AzureResourceExplorer · GitHub
7年前にはブログでも称賛していたようだ。
代替サービス
サービス終了に伴って情報探していたところ、 Azure Portal 内に Resource Explorer が誕生していることがわかった。
ありがたや、以下のブログ。
以下のように Portal 内で検索するとたどり着ける。
リソースの検索と
リソースの JSON データを確認できる。
それだけ。
変更はできない。
さきに書いたようなサブリソースは表示できない。
ということでこれは代替手段としては成立しないようだ。
冒頭の Issue 内ではすでに Self hosting を試み始めている人もいる。
My fork of Azure Resource Explorer is now available at https://azexplorer.tplant.com.au (source code)
ref: https://github.com/projectkudu/AzureResourceExplorer/issues/374#issuecomment-2599631336
予算次第では Self Hosting してもいいかもなあ、と思い始めている。