はてなブログを HTTPS に変更したときのあれこれ

切り替え直後

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はてなブックマークウィジェットHTTPS 対応していないため、サイドバーから外しました。

Amazon の画像ファイル

2018/9 以降に信頼されなくなるようなので、そのうち解消されると信じよう。Amazon だし。

はてなブログ Perfect GuideBook

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Fire TV が HDMI 出力を専有するときの回避策として Alexa 連携を使う

背景・課題

自宅では大型ディスプレイに Fire TV、PS4Nintendo Switch、たまに PC を接続している。
その中で Fire TV がスリープしている間(スクリーンセーバーではない)に HDMI 出力が残り、たとえば Switch を起動したときも Fire TV が優先されてしまい、スムーズにゲームで遊べない、という問題があった。

回避策1

簡単な回避策として、Fire TV の電源をサクッと落とせる電源タップを使った。

しかし、イチイチ電源を落とすのが煩わしかった。

回避策2

ここが本題。
Alexa と連携して電源コントロールできる TP-LINK の HS105 という製品を利用した。

これによって発話で Fire TV の電源を入れたり切ったりできるようになった。

TP-LINK HS105 セットアップ

ここの手順は購入した際についてくる説明書のとおりなので割愛。
バイス名は発話しやすい名前にしておくのが無難。
f:id:khei-fuji:20180513210800p:plain

セットアップが完了した時点で iPhone アプリから電源のオン/オフが可能になる。

Alexa の設定 - デバイス

まずは Alexa にスマートホーム製品として TP-LINK HS105 を認識させる必要がある。
この手順はデバイスの公式 HP が分かりやすい。

Amazon AlexaにTP-Linkスマートホーム機器を接続するには - TP-Link

これによってスマートホームのデバイスに、Kasa で設定したデバイス名が表示される。

f:id:khei-fuji:20180513210804p:plain

バイス名が気に入らなかった場合は、Kasa で名前を設定し直し、Alexa に「デバイスを検出して」と発話すれば再度情報を更新してくれる。

Alexa の設定 - 定型アクション

個別デバイスの操作ができれば十分かもしれないが、ここは好みで。
自分の場合は「おはよう」で Fire TV をオンに、「おやすみ」で Fire TV をオフにしたかったので、定型アクションを設定した。

Amazon.co.jp ヘルプ - スマートホーム製品の定型アクションを作成する

おわりに

AbemaTV を朝晩観るのが日課です。

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Build 2018 振り返りと気になったニュースや感想と考察

Build2018 が終わりました。
日本では de:code2018 が始まります。

昨年は Build 2017 ではありがたいことにギョーム扱いで現地参加していましたが、今年の Build は国内組でした。
リアルタイムは初日のキーノート程度で、あとはニュースや Channel9 でキャッチアップしてました。
ニュースのまとめやピックアップ記事をこのタイミングで書いても仕方ないので、気になったことだけを頭の整理を兼ねてまとめておきます。

気になったニュース

Alexa Cortana 連携

Microsoft、「Cortana」とAmazonの「Alexa」の連携をデモ - ITmedia NEWS

Alexa から Cortana を、Cortana から Alexa を呼び出せる機能がクローズドベータになりました。

最近 Alexa Skill をいじっているので気になるところです。
BotBot を呼び出すことに何のメリットが?と思うかもしれませんが、やはり Office 365 など Microsoft 製品との連携で分がある Cortana を、 Alexa が載っている製品から呼び出せるのは大きいのではないでしょうか。
逆にオフィスに大量にある Windows PC から Alexa Skill を呼び出せるということは、Amazon Echo がなくとも大量にデバイスが存在することになります。

クラウドで競合している Amazon と協調する動きができるのは面白いですね。

メモ帳が LF 対応

Windows 10 RS5で“メモ帳”が改行コードLFとCRをサポート - PC Watch

表題のとおり。 Microsoft loves OSS ですね。
それ以上言うことはないです。

Microsoft Storeアプリの開発者収益割合が 85% から 95% に変更

「Microsoft Store」アプリの開発者収益配分を95%に - ITmedia NEWS

全然追ってませんでしたが収益比率相当いいですね。
スマホアプリの寺銭と比べると良心的に見えます。
何か作ってみたい気持ちになりました。
とはいえゲーム以外ですか。

Microsoft Azure

Cloud Platform Release Announcements for May 7, 2018 | Cloud Platform News Bytes Blog
上記記事 Google 翻訳版 | Bing 翻訳版

ニュースとしては上の記事を見ればすべてよしです。
Bing 翻訳を普段あまり使ってませんが、文脈理解して Azure を認識できるといいですね。
Azure については気になったもの、すぐに使いそうなものだけピックアップしておくことにします。

App Center - GitHub Marketplace

App Center はそこまで使えてませんでしたが、これで使う理由が高まりました。

Web App for Container - Authentication 機能追加

Blob Storage - Static Websites support

ちょうど3ヶ月ほど前に Azure 静的サイトをホスティングしようと思った時はわりと面倒な手順を踏んでいました。 kheiakiyama.hateblo.jp

Leverage Azure Blob Storage to build storage intensive cloud native applications | Microsoft Build 2018 | Channel 9
Storage だけで完結するのはいいですね。
Custom Domain + SSL の場合は CDN 必要なようです。
まだ使っていませんが、AWS の S3 に追いついたと思ってよさそうです。

Function でホストしたサイトを近日載せ換えてみようかと思います。
(de:code 終わってからかな・・・)

Blob Storage - Tiers and Lifecycle Management

Blob Storage は 料金表 を見るとわかりますが、ホット・クール・アーカイブの Tier に応じて容量課金・アクセス課金のテーブルが変わります。
この機能は n 日経過したオブジェクトの Tier を切り替えたり、削除する設定が可能になるというものです。

Leverage Azure Blob Storage to build storage intensive cloud native applications - YouTube
大量のデータを預かっているサービスでは効果がありそうです。
もっとも v2 を使わないといけないので、v1 を使っている古いサービスではマイグレーションを頑張る必要がありそうです。

AKS - DevOps, CI/CD

Getting started with CI/CD & Azure Container Service (AKS) powered by VSTS | Microsoft Build 2018 | Channel 9

AKS 自体はプレビューかつ日本リージョンが来ていない状況ですが、デプロイ周りや監視ツールの整備が急速に進んでいるようです。
あまり k8s に詳しくなくても使えてしまいそうに見えるのが Microsoft らしい気がしています。

Azure 以外

Microsoft Teams

Microsoft Teams をあちこちで推し始めてるのが気になりました。
正直 Windows クライアントがもっさりしていて、現時点では Slack には及ばないイメージですが、競争自体は善なのでがんばってほしいです。
優位性としては Office 365 を使っている企業はかなり多いので、追加費用なしに利用できるのは大きいです。
Slack 、SSO やメッセージの有効期限を欲しいとそれなりにお金かかりますからね。。

Microsoft Graph

最近 Office 365 API を調べていたのでちょうと気になった話。

Office365 の API を扱うソリューション、と思っていたらそうではなく、Windows や Azure Active Directory など他も含めての API 群のような位置づけになるようです。
channel9.msdn.com

Office 製品の優位は当分揺るがないと思うので、このあたりは今後周辺サービスを提供するサードパーティー企業からすると注目されそうに思います。
特に Cortana や Alexa などスマートスピーカー製品のように、今後発展していく分野で使っていきたい気持ちがあります。

Blazor

C# で Single Page Web Application が書ける Blazor が凄かった件 - Qiita

Qiita の記事がバズっていたときは流してましたが、動画のデモを見たらよさそうだと感じました。

.NET Overview & Roadmap - YouTube

多少アセットのダウンロードが遅くても許容できるエンタープライズ系のWebサービスなら使えるのではという印象。
今回 Microsoft が独自の CDN を始めることが発表された のと合わせて、Blazor が使うアセットのうち標準ライブラリは Azure でホストしていれば標準で Microsoft CDN が配信するとか、今後の発展があるのではないかという妄想をして面白がっています。

最後に

全体的にこれはいらないのでは?というようなものが見当たらず、誰かが欲しいと思っているものが順当に出てきている印象です。

また、今回の Build 2018 では Channel9 のセッション動画は Youtube にアップロードされており、このあたりでも Microsoft が変革しているのを感じ取れて面白かったです。
やはり CEO が変わったことは大きいですね。

Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)

Hit Refresh(ヒット リフレッシュ)

帰省ついでに Azure IoT Hub を試してた

はじめに

2年くらい前から温度湿度をラズパイで取得することをやってた。
kheiakiyama.hateblo.jp

GrowthForecast で可視化していたものの、ラズパイ自体にはグローバルからアクセスできるようにはしていないため、帰省しないと見えないという不満があった。
それをいい具合にしたいと思って IoT Hub を試す決意をしていた。

Azure IoT Hub は Free プランが1日8000メッセージ受信できる ということで、毎分メッセージ送っても使えるのがよさそうだった。

やったこと

試したのはこのあたり。

ラズパイからセンサーデータを IoT Hub に送り、Web App でリアルタイムを見れるのができた。

知見

ラズパイ と Python Azure IoT Hub SDK つらみ

ラズパイ(デバイス)側はいろんな言語が選べる。
はじめに Python 使ったところ Azure IoT Hub の SDK の導入で苦しんだので Node にスイッチした。

Web App の Node version 問題

Free プランだったからかもしれない。
しかし Free プランで Socket I/O 使えたり Azure AD のシングルサインオン連携したりいろいろできて Web App は素晴らしいと思う。

可視化できてない件

リアルタイム可視化はできたけどデータ蓄積するところ作ってなくて全然やりたいことできてない。

そもそもセンサー壊れてた問題

ラズパイの死活監視は個人 Slack に流してるので問題ないのだが、温度湿度センサーが壊れていたことに気づかなかった。
今思うと Mackerel に流してた(こちらも Free プランなのでログは1日まで)ので、そこからアラートしていればもっと早く気付いたのに。
帰省で気付いて次の帰省までに買って持っていく、というの時間がかかってよくない。

ステージング環境というか別環境を都内に作るか。 せっかく ansible で管理していることだし。

あとがき

あまり問題は解決してないけど限られた時間で手を動かすのはよい。

Azure Logic App と Travis CI を使って翻訳サイトを静的ホスティングする

kheiakiyama.hateblo.jp

先月静的サイトホスティングについて試した。

延長線上で、サイトのコンテンツを自動生成するサンプルを作った。

github.com

デモサイトはこちら

仕組みについて

trans-feed では jekyll を使って静的サイトとして生成している。

翻訳記事の生成

Logic App はかなり安価で、翻訳(Cognitive Service) は現時点で無料で使える。
図で表すと以下のような形だ。
f:id:khei-fuji:20180321170353p:plain

ここでは翻訳したファイルを Markdown で保存する。

ホスティング

f:id:khei-fuji:20180321170403p:plain

ホスティングについては特に 前回の記事 から違いはない。

デプロイ

f:id:khei-fuji:20180321170407p:plain

翻訳したファイルとリポジトリTravis CI でまとめる。
jekyll build した結果を Azure Blob Storage にアップロードする。

Azure Function Proxy の proxies.jsonTravis CI で生成するようにしている。
Let's Encrypt の証明書を利用したい場合に、jekyll のファイル配信用プロキシと Let's Encrypt の Extension 用のプロキシが共存できるように書くのが困難で、jekyll 部分の設定は自力で書くようにしたため。
いい書き方があるのかもしれないが、ドキュメントが少なくたどり着けなかった。

Azure Functions でのプロキシの操作 | Microsoft Docs

おわりに

Azure の公式ブログ読むときに概要読んでパッと取捨選択したいと思い、今回のサンプルに至る。

書いてて気付いたが、サイト作らなくても RSS を翻訳してそのまま Slack などに流せば要求満たせる気がしてきた。
まあ jekyll を少し試したかったのでよし。

しかし、ぶっちゃけ翻訳の精度は・・・

Azureテクノロジ入門 2018

Azureテクノロジ入門 2018

iPhone 7 の本体交換について返金されました

kheiakiyama.hateblo.jp

上記記事の続報です。

経緯

「圏外」の問題に対する iPhone 7 修理プログラム - Apple サポート
2017/12 に本体交換後、2018/2 に上記アナウンスが出ました。
自分では判断つきませんが、関連ありそうな問題に見えます。

この問題に関してすでに有償で修理をされた方には、Apple からメールでご連絡を差し上げた上で返金手続きをさせていただきます。この問題に関係があると思われる修理を有償で行ったにもかかわらず、2018 年 3 月末までに Apple からメールで連絡がない場合は、お手数ですが Apple へお問い合わせください。

ということなのでしばらく静観していました。

2018/3/10 にこの件について Apple Support からメールが届き、「返金リクエストしてください」とのこと。

返金リクエストのやり方

サポートに連絡

チャットで行いました。
Web もありますが、以前利用したときの感想として iPhone アプリのほうが出来がよかったのでアプリで行いました。

Apple サポート

Apple サポート

  • Apple
  • ユーティリティ
  • 無料

問い合わせ内容の選択肢に「返金リクエスト」にあたるものがないため、一番下に出てくる「さらにヘルプが必要な場合」から自分で内容を記載して連絡します。
サポートと繋がった際は、Apple Support から届いたメール全文を貼れば伝わります。

サポート担当者からの確認

修理・交換の事実確認が行われました。
自分の場合は Apple 銀座店で行ったため、その旨を伝えました。

この後はサポート担当者は返金処理の担当ではないらしく、別の担当者から電話がかかってきます。

返金サポート担当者からの電話

支払った金額を確認するための情報提供を促されました。
シリアル番号と金額が両方確認できる情報がないか聞かれたため、自分の場合は以下2つのドキュメントが Apple ID アカウントのメルアドに以前送られていたので、それを送りました。

  • Genius Bar サービス見積書およびサービス確認書
  • Apple Ginzaからの領収書

このファイルの確認をしてもらった時点で、返金処理を承認できる立場の人にエスカレーションされました。

返金処理承認者からの電話

自分だけかもしれませんが、ハンズフリーで待機できなくてツラかったです。

ここでは返金をどう受け取るかの方法を選択します。
支払いに使ったクレジットカードへの返金 or 銀行振り込みが選択肢です。
電話で銀行口座を伝えることにかなりの抵抗があったのですが、クレジットカードの返金は数ヶ月かかると言われたのであきらめて銀行振り込みにしてもらいました。
一応エスカレーションされたものの、電話が一度切れていたため、電話口に出ている人が Apple の人かは保証されません。
なので、どうやってカスタマーである自分が相手を信用できるか、という方法を考えてモヤモヤしてました。
電話ではムリなので、振り込み先の連絡についてもシステム上で行えるようにしてほしいものです。

結果的には3日後に振り込まれました。

あとがき

自分の場合は iPhone 7 故障からの iPhone 7 の同色同スペックに交換していましたが、iPhone 8iPhone X に交換していればその費用ももってもらえたのでしょうか?
だとしたら惜しいことをしました。

なぜか返金処理承認者の方との電話でだけ上記現象が出てました。
もしまた修理・交換になった場合は2段階認証の載せ換えと指紋登録が非常に煩わしいので勘弁してもらいたいです。

どんな相手でもストレスゼロ!  超一流のクレーム対応

どんな相手でもストレスゼロ! 超一流のクレーム対応

Azure Function Proxy を使って静的サイトをカスタムドメインかつHTTPSのホスティングする

キーワードを詰め込んだら長いタイトルになりました。

静的サイトのホスティング方法

Azure で静的サイトをホスティングするにはいくつか方法があります。

  • Azure Web App
  • Azure CDN + Blob Storage
  • Azure Function Proxy + Blob Storage

大まかに3つあります。

Azure Web App

オーソドックスな方法です。
カスタムドメインを適用するには Shared プラン以上が必要なので、日本リージョンで運用するには大体月1000円以上かかります。(公式:App Service 料金)
このパターンについてはギョームで使っているのでそのうち別媒体で書きます。

Azure CDN + Blob Storage

費用はアクセスが少なければ月数十円で済むでしょう。

なぜ Blob Storage の手前に CDN を挟む必要があるかというと、以下の記事が大変よくまとまっています。

Azure BlobでのWebサイト公開がつらい

Blob Storage のツラみを CDN でどうにかしてやろうということです。
CDNSSL 証明書の面倒を見てくれるということで大変ありがたいです。
スケーラビリティも言うことなしでしょう。

しかし CDN で URL Rewrite するルールの適用が4時間以上かかるということで、待つのがかったるいです。
この記事を書いている間は絶賛待機中なのですが、待っている間に Function で試したところ動いたのでもういいかというところが今ココです。

Azure Function Proxy + Blob Storage

こちらも費用はアクセス次第ですが数十円から運用可能です。

Blob Storage で管理しやすいように管理するコンテンツの URL を Function Proxy でいい感じに整えるという役割分担です。
カスタムドメインSSL 終端は Azure Function が担当します。
なお、今回の例では SSL証明書 は Let's Encrypt を使っているので無料です。

実現方法

ということで本題。

完成品

まずは成果物です。

kheiakiyama's CV

(2018/7/8 追記: こちらの記事で Blob の Static Website によるホスティングに変更済み)

コンテンツは何でもいいですが、Jekyll で作成したレジュメっぽいものを置いています。

GitHub - kheiakiyama/kheiakiyama.github.com at 12dc107f19cdea04a73fd72ec877c2e1f57acf13

余談ですが Octopress はどこに行ったんでしょうね。

GitHub から Blob Storage へのデプロイ

Web App には GitHub からの継続的デプロイ方法が提供されていますが、Blob ではもちろんありません。
そこで Travis CI を使っています。

kheiakiyama.github.com/.travis.yml at 12dc107f19cdea04a73fd72ec877c2e1f57acf13 · kheiakiyama/kheiakiyama.github.com · GitHub

デバッグ用コード多めです。
(上のリンクを開いた前提で)やっていることをざっくり書くと以下のとおりです。

  • Jekyll のビルド
  • .NET Core のインストール
  • AzCopy のインストール
  • AzCopy で Jekyll の成果物を Blob にコピー

Travis CI の権限周りがよくわからなかったので .NET Core のインストールはコピーしてきて手元で動かすだけという雑な作りになっています。

また、AzCopy で set-content-type しないと Blob 側の配信がすべて application/octet-stream になるという悲しい現象が起きるため、拡張子ごとにコピーするというイケてないコードになっています。
Function でヘッダーを上書きするのもありますが、Blob の時点で動作確認できる方が原因切り分けの面で有利なので Blob で実現しています。
コンテンツの一部ファイルが削除された場合など考慮することが他にもありますが、まずはこれで。

Azure Function の実装

proxies.json は以下のとおりです。

{
    "$schema": "http://json.schemastore.org/proxies",
    "proxies": {
        "blob-route": {
            "matchCondition": {
                "route": "/"
            },
            "backendUri": "http://{your_storage}.blob.core.windows.net/{container}/index.html"
        },
        "blob-index": {
            "matchCondition": {
                "route": "/index.html"
            },
            "backendUri": "http://{your_storage}.blob.core.windows.net/{container}/index.html"
        },
        "blob-asserts": {
            "matchCondition": {
                "route": "/assets/{*file}"
            },
            "backendUri": "https://{your_storage}.blob.core.windows.net/{container}/assets/{file}"
        },
        "letsencrypt": {
            "matchCondition": {
                "route": "/.well-known/acme-challenge/{*rest}"
            },
            "backendUri": "https://%WEBSITE_HOSTNAME%/api/letsencrypt/{rest}"
        }
    }
}

Blob Storage から取得したいファイルを Proxy する以外では Let's Encrypt の承認プロセスのための API を Proxy しています。
このあたりは 公式の Wiki に書いてある通りに書いただけです。

Proxy 以外にも api/letsencrypt/{rest} の部分を実装する必要があります。
上述の公式の Wiki を参考に C# か NodeJS の内容をコピペしましょう。

余談ですが Azure ポータルと App Service Editor を両方開きながら相互に読み書きしたところ proxies.json が消えるハプニングが起きました。ローカルに適宜バックアップしながら作業を進めるのが無難です。

Azure Function でカスタムドメインSSL の設定

カスタムドメイン公式 でも見てください。

Let's Encrypt の導入については Azure Function でも Web App でも上記の Proxy 部分以外に差はありません。
How to install · sjkp/letsencrypt-siteextension Wiki · GitHub

公式の手順を参考に粛々と作業を進めましょう。
英語がニガテな方は以下サイトを参考にするとよさそうです。

Azure Web Apps に Let's Encrypt を使って簡単に SSL を導入する - えむにわリソース

無事完了すると SSL 証明書が割り当てられ、カスタムドメインSSL バインディングされた状態になります。

f:id:khei-fuji:20180212164429p:plain

https://{your_site}.scm.azurewebsites.net/.well-known/acme-challenge/{*rest} のリダイレクトでエラーになった場合は Function Proxy の実装が上手くいっていないと思われます。
一つずつ見直しましょう。

参考にした記事

最後に

Proxy は書き換え直後にすぐ動くので使っていて気持ちいいです。
最初に上げた通り、実現方法のパターンはいくつかありますが、要件に合わせて適切に使っていきたいものです。

Azureテクノロジ入門 2018

Azureテクノロジ入門 2018