見守りカメラのシステムをRapberryPiで作成・運用しての感想

この記事は Raspberry Pi Advent Calendar 2016 20日目の記事です

1年前に RaspberryPi2 で室内の温度を取ってましたが、年内で単身引っ越すことになったため、家族を見守るカメラとして生まれ変わることにしました。

システム構成


おおまかな流れ

  1. Webカメラを接続したRaspberryPiを、毎日人がいるところが写るように設置
  2. motion で動体検知する
  3. motion が検知して撮影した写真ファイルをチェックして最終更新日時を保存
  4. 7,19時に「最終更新日時」をチェックして、直近1時間以内に反応があるかどうかを Slack or LINE に流す

つまり、「普段そこにいるはずの家族がいないのはおかしいんじゃない?」と投げるだけのシステムです
万が一倒れてしまったりすると動体検知しないため「いない」と判別されます


使ったWebカメラはこちら

LOGICOOL ウェブカム HD画質 120万画素 C270

LOGICOOL ウェブカム HD画質 120万画素 C270


参考

はじめてのRaspberry PIで監視カメラを作ってみた。 - Qiita


感想

セキュリティとプライバシー

  • カメラによる画像はプライバシーの塊なので、ssh などで入らない限りはファイルが見えないし、定期的にファイルは削除している
  • (まだやってないけど)画像を要求するときは Slack や LINE からBotに反応させるようにするとセキュリティ問題をプラットフォームに丸投げできてよさそう

テストの問題

  • motion の動体検知のしきい値(threshold)をどの程度にすべきかがカメラの位置、被写体に依存するのがつらい
  • 基本的に外出してなければ「いる」のが普通なのでリアルな環境だとテストしづらい
  • GrowthForecast に「いる」or「いない」を吐き出して後で追えるようにしたところ捗った
  • 多少は「いない」と誤報が出るくらいでもよさそう

微妙なバグ

バッチ職人への道は険しい


あとがき

年末年始の休みでちょっとしたことをするには RaspberryPi は手頃でよいです