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特定の技術にこだわると、ITエンジニアの地位は向上しない

日本のITエンジニアの地位はなぜ低いのか:日経ビジネスオンライン
コーディング技術にこだわり過ぎるとITエンジニアの地位は向上しない - プロマネブログ

この記事に言及してみます。

結論

どんな技術だろうが特定の技術に固執すると地位は向上しないという主張です。
これはコーディング技術だろうがプロジェクト推進技術だろうが同じです。


推進者>プログラマー が成り立つか?

はじめに

言及元の記事では、プログラマーではなくコーダーとなってました。


私は SIer でないからか、コーダーという役割がなんだかわかりません。
知る限り、プロジェクトには推進者とプログラマーしかいません。
この前提条件のもとで、推進者がプログラマーより地位が高いかどうかを考えてみます。


結論

推進者のほうが地位が高いケースが多いでしょう。
でも逆もあります。


理由1:推進者のほうが必要人数が少ない

一つのプロジェクトに大して必要な人数が少ないです。
市場の原理で希少になるので、地位が高くなりやすいです。


理由2:ステークホルダーに近い地位が必要

プロジェクトにはステークホルダー(利害関係者)がいます。
社内かもしれないし、社外かもしれません。
彼らと渡り合うためにはそれなりに肩書がついてる必要があることがあります。

逆説的ですが、地位が高い人が推進者をやっているということです。


プログラマーの現状

言及元では海外へのオフショア開発を例に挙げてましたが、
最近はクラウドワークスランサーズなどのクラウドソーシングが台頭してます。


仕事に必要なスキルの幅が狭い仕事(コーダー?)は安価な人材に流れるので、
スキルの少ない人は非常に不利になるでしょう。


これらのことを逆手に取れば、
実装と英語ができれば「オフショア開発の折衝役」というポジションにつけます。
クラウドソーシングで仕事分担できるプログラマー」もいいかもしれません。


↓こんな記事もありましたね。
CNN.co.jp : 「優秀」プログラマー解雇、仕事中国に外注して自分は猫ビデオ 米国 - (1/2)


他にもコーディング技術を突き詰めていって特定の技術の専門家となる道もあります。 その道は険しいかもしれませんが希少です。
プログラマーは複数の技術を持つべきと言い切れないのはここにあります。
記事にでてきた Paiza は単にこのへんの人材発掘にフォーカスしたサービスというだけです。


推進者の現状

日本は内需が期待できるため、海外に外注するよりも日本人と折衝したいというニーズは今後もあるでしょう。
しかし SNS をはじめ、Web によってアイデアはどんどん拡散され、洗練されています。
ビジネスの元となるアイデアの価値はどんどん低くなっています。


さらに技術の進歩によって、サービスを世に出すための開発コストが下がっています。
大人数のプロジェクトを組む必要がなくなり、推進者の役目が少なくなっています。


必要とされるのはビジネスを作ることより、それが開発技術の問題だろうがビジネス面の問題だろうが関係なく問題を解決してビジネスを推し進めてくれる、文字通り「推進者」なのだと思います。
このために必要な技術は多岐に渡ることでしょう。


まとめ

エンドユーザとしてのお客にとっては、
誰が推進者だろうがSEだろうがコーダーだろうがどうでもよく、
価値あるサービスを作り上げてくれればなんだっていいんです。


私みたいなプログラマーは「ビジネスを作る」と聞くとハードルが高く感じますが、 「自身の技術を推進者やステークホルダーを通してエンドユーザに提供するビジネス」と考えられます。


価値を決めるのはお客です。
「お客に価値をもたらすために何をするか」
この一点の成果を求めることのみがITエンジニアの地位を向上させるのではないでしょうか。


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